nekota_kousatu’s diary

ゲームの考察&妄想用

M3 考察 罠に嵌められた?

ブリーフィングの謎
今回取り上げるミッション03は、ストーリームービーはなく、いきなりブリーフィングから始まります。

宣戦布告直後のエルジアの無人機を使った奇襲攻撃により、オーシアならびに停戦監視各国軍の艦船の大半が損害を蒙ったが、幸いにも洋上を航行中であった空母ケストレルIIは攻撃を免れ、エルジア王国首都ファーバンティーへの再攻撃に向け準備中だ。空母ヴァルチャーは搭載機を失いながらもガンター湾からの避退に成功した。
本日、国際停戦監視軍(IUN)は軌道エレベーター奪還任務を再興する。

トリガーが所属するフォートグレイス島基地飛行隊は、空母ヴァルチャーと合流し共同してこの任務にあたる。

共同任務群は最初の作戦として、後続部隊の進路確保のためにチョピンブルグの制空権を奪取する。

チョピンブルグ付近は現在敵の航空優勢にあり、多数の敵航空機による抵抗が予想される。敵は開戦当初より多数の無人機を戦闘に繰り出してきているが、ここでまた新しい種類の無人機が見つかった。これは本来、無人航空母機、通称『アーセナルバード』に搭載されている”MQ-101”だ。

アーセナルバードは、オーシア軍が中心となり開発し、軌道エレベーター支援のために配備した巨大航空機だが、敵無人機にMQ-101が確認されたということは、アーセナルバードまでもエルジア軍によって運用されている可能性を示唆している。それが現実ならば非常に大きな障壁となりかねない。一刻も早く軌道エレベーターを奪還しなければならない。

という話だ。

ここがおかしいのは
いや、これはおかしな話だ。HQ(司令部)はここまでのミッションの中で、どうやら敵無人機にMQ-101があるかを確認したがっていたようだが、今回、敵無人機にMQ-101があることが確認された。それをもってアーセナルバードが敵の手に落ちたかもしれない、と言っているようだが、アーセナルバードは開戦時にオーシア軍側ではすでに制御不能になっていただろう。そうでなければ、ガンター湾近辺の戦闘ではエルジアの攻撃に対して、アーセナルバードで反撃していそうなものだがそれをした形跡はない(その対応ができないくらい電光石火の攻撃だったのかもしれないが)。いずれにしても現状アーセナルバードが制御不能であることは間違いなく、これをHQがエルジアによってシステムが乗っ取られたと考えるか、それ以外の例えばシステムの故障だと考えるか、というところで『可能性を示唆している』という表現でどっちつかずの態度である、アーセナルバードからMQ-101が射出されていることを確認しているのにもかかわらずだ。作戦立案上は断固奪われていると想定すべきであろう。
そして、そう考えねばいけないからこそ、今作戦ではアーセナルバードの戦闘システムについて、作戦に関わる者たちに周知し対応策を与えねばならないはずであった。ところが、曖昧な態度でそれを全く一切、1ミリもしていない。
HQはバカなのか、よっぽどの楽観主義なのか?


今回のミッションではフォートグレイス島基地飛行隊からトリガーのメイジ隊、ノッカーのゴーレム隊含め、総勢14機と多くの戦闘機を繰り出している。

・ミッション前半
チョピンブルグ空域で敵戦闘機と交戦に入る。
敵は多数の戦闘機を繰り出してくると予想されていたが、敵戦闘機8機に対してこちらは14機、これはかなり優勢な状況と言える。案の定優勢に戦闘を進めるが、敵は増援を寄こさないなら撤退すべき状況だ。

しかも、トリガーが数機墜とすとエルジア軍パイロットが<<敵に凄腕が混ざってやがる>>
と、敵の練度は高くないようだ

この状況についてスケルトン隊が疑問を呈する<< 敵の司令部はマヌケなのか?なぜ撤退しない?>>

味方に楽勝ムードが漂う

ゴーレム1ノッカーまでも<<敵は戦争の準備ができていなかったようだ>>

さらにメイジ1クラウンが<<今回のビジネスはやけに簡単だな>>

ケルトン隊<<俺たちに戦争をしかけるなんてな!バカな連中だぜ>>

これは完全にフラグ発言…っと案の定
突如ミサイルアラートが鳴り響く。レーダーには遠距離ミサイルが数本映る。
空中管制機のAWACSスカイキーパーでさえ<<・・・・なんだと、どういうことだ>>
と、味方機は半パニック状態に

AWACSスカイキーパー<<警告!巨大な機影が接近してきている!全機、警戒せよ>>


アーセナルバード登場!



UAV、MQ-101 放出

AWACSスカイキーパー<<エルジアがアーセナルバードを運用していることがはっきりした>>

っておい!
これって完全に敵の罠にはまったんだよ。

さっきのエルジア空軍は、オーシア飛行隊をこの空域にアーセナルバードが来るまで足止めする役に過ぎない。だから不利な状況でも増援は来ないし、撤退も許されないしとひどい使われ方であるが、ぬるい未熟な捨石だった。

どうする?の問いかけにHQに指示を仰いだAWACSスカイキーパーの返答は<<全機聞け、作戦に変更はなし>><<アーセナルバードを破壊せよ>>
とだけ


・これはおかしい
アーセナルバードはもともとはオーシア軍が開発したものだ。その戦闘システムを熟知していて当然だが、HQからただの『破壊せよ』の命令は、あきらかにおかしい。
その方法は?アーセナルバードの防衛システムは?なにも情報を与えてこない。

その結果
ケルトン1(隊長機)ロスト
ゴーレム2ブラウニー被弾
ガーゴイル隊<<まただ!また味方が墜ちた!>>
ケルトン3ロスト

味方機が次々とやられていくさなか、直接HQから通信が入る

IUN-PKF HQ<<引き続き制空戦闘を継続せよ>>

この命令にはさすがにAWACSスカイキーパーも憤ったようで<>
と聞くがHQの返答は<<スカイキーパー、繰り返す、制空戦闘は継続だ>>

って



こんな、バリアーみたいなことも聞いてないし

おかげで、スケルトン隊は4機全滅など、味方機に相当な被害が発生すると
AWACS スカイキーパーから<<全機に告ぐ、司令部より撤退の指示が出た、全機、作戦空域より離脱せよ>>

ガーゴイル隊<<判断が遅いんだよ!初めから逃げていれば死なずにすんだやつもいた!>>
もっともだ

AWACSスカイキーパーから、ゴーレム隊とメイジ隊に味方機撤退の援護をしろと指示が出る。つまり、しんがり、殿軍役だ。

・もう言わせてもらうが
これは、HQ(の誰か)にハメられた。

ってか完全に、結託した罠なんだよ

バカな話だがHQはわざと、オーシア空軍に被害を出させているのだ!

撤退命令の後、さらに新たなUAVが確認された上に

Unknown<<こちらは大丈夫だ・・・了解した>>

ガーゴイル隊<<敵は単機!Su-30>>

ガーゴイル1ロスト

と、更に別の脅威まで出現!

ゴーレム2ブラウニー<<相手は・・・Su-30!>><<翼端がオレンジ!>>

ガーゴイル隊<<ゴーレム隊とメイジ隊に任せよう、アイツらなら何とかしてくれる>><<メイジ隊のあいつも残っているのか?なら生きて帰れるかもしれん>>
と、フォートグレイス島基地飛行隊はエース級の飛行隊と評価されているうえに、さらにトリガーは高く評価されているらしい。

だからこそフォートグレイス島基地飛行隊が今回投入された。いやつまり、優秀な飛行隊がアーセナルバードに堕とされるように仕向けるためにね。



しかし、トリガーに援護を求めて叫ぶゴーレム2ブラウニーはSu-30に撃墜されてしまう。

Unknown<<敵機を撃墜した>>



悠々とUAVを回収して飛んでいくアーセナルバード

今回の作戦は出さずに済んだ損害まで出して失敗した。

そう、これはわざとだ。

今回の両面作戦は失敗に終わったことを帰還したトリガーたちは知る事になる。

ファーバンティを攻撃した空母ケストレルIIは被弾沈没した上に、艦載機がエルジアの市街地を誤爆したと中立国の世論がオーシアを非難。

そして、オーシア空軍も大損害。

おそらく、空母ケストレルIIの作戦失敗、沈没も仕組まれたことであろう。

それにそもそも、なぜこちらの戦力を分散して2面作戦などを実行したのかと。

そう、オーシア軍の誰かとエルジア軍の誰かとが裏で手を結び失敗する作戦を実行させ、オーシア軍を損耗させたのだ。

・なぜ?そいつらの目的は
オーシア軍とエルジア軍との間で、裏で手を握った連中の目的とは?

この時点では、なにを目的としているのかは明確ではないが、
ここで言えることは、エルジアと手を握った者はIUN-HQにも喰い込んで作戦立案にも強く影響を及ぼしており、単純に考えるとエルジアが有利になるようにこの戦争を進めようとしているということだ。

今回のストーリーで、IUN-HQまでを巻き込んで、オーシアとエルジア双方の裏でうごめく連中が存在していることが見えてきた。

ああ、そういうことか
と、そうなると私がいろんな意味でなんだかなーと思っていたミッション02のHQからの命令の意図が見えたと思う。
『HQ(司令部)からは民間人、民間施設への損害は絶対に出さないように申し付けられる。』

この命令は、フォートグレイス島基地飛行隊に足かせを付けて戦いにくくすることが真の目的だったのでは?

実は、私はこの部分でとても大きく引っ掛かっていたのだ。

ストーリーの謎というよりも脚本の”片渕須直監督”の意図だ。

あーひとつスッキリした!

・そしてアーセナルバードは開戦の大きなトリガーだったに違いない

アーセナルバードはオーシア軍が中心となり開発し、軌道エレベーター支援のため配備した巨大航空機だが』と説明し、アーセナルバードがエルジアの手に落ちていたら”非常に大きな障壁となる”と言っている。

つまり、実際今回のミッションでひどい目に合わされたわけが、アーセナルバードには無人機 HQ-101の航空母艦であるなど先進的で圧倒的な戦闘システムを搭載しているのである。

そのアーセナルバードが、『軌道エレベーター支援』という名目で軌道エレベーターを中心にしてユージア大陸と沿岸海域の上空を飛んでいるのだ。そしてその円周軌道の下にはきっちりエルジア王国が入っているではないか。
オーシアと軍事同盟関係にあるユージア大陸の各国にとってはいいかもしれないが、エルジアにとってはどうだろう。自国領土領海の上を、最新巨大戦闘兵器が領空侵犯だと文句も言われず悠々と飛んでいるのだ。
もちろん、アーセナルバード配備についてはエルジアは相当に大きな抵抗をしただろうが、軌道エレベーターからの電力供給を餌にし、オーシア連邦とユージア大陸各国の圧力で強引に実現したに違いない。
このことはエルジアに大きな脅威と危機感を与えただけではなく、エルジア王国国民の誇りを傷つけたであろう。アーセナルバード配備によって、エルジアの世論も開戦に傾いていったとしても不思議ではなく、アーセナルバードこそが開戦の引き金になったと言えるのではないだろうか。エルジアではこう喚く奴もいたに違いない『オーシアは、エルジア王国の上空にアーセナルバードを飛ばすための口実で軌道エレベータを作ったのだ!近い将来我が国を無くすために』と。